今回紹介するのは、善通寺市が用意するチェリーラインを逆走するコースです。善通寺駅より琴平までJRで行き、金刀比羅宮を奥の院まで登っていきます。奥の院脇の登山道からが本格的な散策コースになります。ほどなく、突然瀧が現れます。葵の瀧です。雨天の後にのみ出現する雨無し瀧です。ここから平坦な道を進むと、登頂の登山道が出現します。ここをなんとか登ると、龍王社が見えてきます。ここが琴平山の山頂となり、さらに大麻山山頂へと続きます。メサ台地をなす大麻山の稜線は桜並木をなし、春には多くの観光客が訪れます。
江戸時代、金刀比羅宮は象頭山金毘羅大権現と言いました。象頭山(ぞうずざん)からは象の頭を連想します。写真では、左端の方が象の頭に似ていますが、実は右側が正解です。左端の山裾から左手の山へと向かう稜線が象の鼻を形作っていると言います。
金刀比羅宮から登山道を山頂に向かうと、龍王社が現れます。噴気口跡と呼ばれる池の畔に立つ龍王社は、古くから雨乞いの儀式が行われてきたと言われます。なんと、金刀比羅宮よりも古いようです。